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By Sue(from Site Sue)●1 DTP/印刷関連での画像作成に話を絞って●2 なるべく製作サイドに必要なとこだけを●3 初心者でも気楽に読めるようにがモットーっす。この連載もいよいよこれで最終回。最後もよろしくね〜。
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| 第6回●スキャナあれこれ |
| 今回はちょっと話をやわらかい方向に戻して(?)スキャナのあれこれについてです。実際にスキャナを買う時なんかに参考にしていただけるとありがたいです。 |
| DTP/印刷の現場で使われているスキャナの種類あれこれ。 |
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●ドラムスキャナ●ガラス製の筒に原稿をまきつけて高速で回転させ、フォトマルという受光センサを使って画像を読み取るスキャナです。画像の再現性が良く、クオリティの高い入力が出来るので、業務用スキャナとして高い地位を保ち続けています。しかし高価(500〜1000万円以上)で場所をとる、操作には熟練したオペレーターが必要、厚手の原稿は筒にまきつけられないので不便等の理由から近年生産が減ってきています。 ●フラットベッドスキャナ●平らなガラス台の上に原稿を載せ、台の下から受光センサを通して画像を読み取るスキャナです。受光センサにラインCCDを使う縮小光学式というものとCISを使う密着センサ式というものの2種類があります。※詳しくは「一般家庭用スキャナでは何を選べばいいのか〜」の項へ1万円台から買える一般家庭用から500万円以上する業務用まで、一番ポピュラーなタイプのスキャナです。高価なものになると並行処理(スキャニングさせている間、同じパソコン上で違う作業が出来る)やPhotoshopのプラグインソフトではなく専用ソフトを使って画像処理の管理を細かく出来るようになるなど高機能になります。 ●フィルムスキャナ●受光センサにCCDを使った、透過原稿(フィルム)専用のスキャナです。写真業界やデザイン業界を中心に普及しました。現在はフラットベットスキャナでたいていの物が入力出来るため、以前ほどには注目されなくなってきています。
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| スキャナの良し悪しとは? |
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さて、。一体スキャナの良し悪しとは何で決まるのでしょう?カタログのスペック表(仕様概要)には多くの項目がありますが、画質面でまずチェックしなくてはならないのは以下の項目です。 ▼解像度▼スキャナのスペック表にはたいてい「光学解像度」(ただ「解像度」という表記のものもある)と「読み取り(入力)解像度」の二つが書かれていますが、重要なのは「光学解像度」のほう。これが実際に入力出来る限界で、「読み取り解像度」の方はそれをさらにソフト上で補完(悪く言えば水増しするようなもの)しているだけですので、本当にきれいに入力出来るのは光学解像度での入力になります。光学解像度は1200dpi(主走査)×2400dpi(副走査)という表記になっていることが多いですが、この場合は主走査の方を基準にしてください。この数字が高い程良いということになります。一般家庭用スキャナでは1200〜1600dpi程度が相場です。 ▼読み取り階調▼これは第2回でも書いた階調数(bit数)のことです。「結局Photoshopで保存する時8bitになるんだから関係ないのでは?」と思われるかもしれませんが、同じ8bitで保存するにしても、なるべく多い階調の中から8bitに落とした方がきれいに仕上がります。一般家庭用スキャナでは12〜14bit程度が相場です。 ▼濃度レンジ▼画像の明るい所から暗い所までどれだけ幅広い再現性があるか、という単位(D=Density)です。この数値が高いほど良く、低いと人の髪の毛等、暗い部分を中心に画像のディテールが失われ、全体的にべったりとした画像になってしまいます。ドラムスキャナで4.0D以上、業務用フラットベットスキャナで4.0〜3.7Dあたりが相場のようです。あまり一般家庭用のスキャナのカタログには表記がありませんが、資料等を見る限り3.3〜3.0D程度と思われます。 ▼スキャニングソフト▼スキャナはメーカーによって色のくせがあり、入力した時の色の調子等が全然違うので、入力のサンプルがあるのならぜひ見せてもらって検討しましょう。メーカーによる色の調子の違いは、レンズとかCCDといったハードウエア的な部分よりもソフトウエアの設計によるところが大きいのです。よく大手E社は一般受けしやすい浅く明るい色調、C社は基本に忠実、などと言われますが…(^^;) しかし、いくらいいものが欲しいと言っても、本当に印刷用データの作れる業務用のスキャナを買おうとすると、200万円位は軽く超えてしまいます。SOHOのような形態でお仕事をする人にはまだまだ遠い存在です。というわけで次は手軽に量販店で買える一般家庭用のスキャナについて検証してみます。 |
| 一般家庭用スキャナでは何を選べばいいのか?どこまで仕事用に使えるものなのか? |
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【何を買っても大差なし?!】正直言ってどのメーカーも品質その他に大差はありません。せいぜい入力サイズの大きさがA3かA4か、という違いぐらいでしょう。A3サイズ入力の機種は「プロ向け」「SOHO用」と謳っているものがありますが、画像のクオリティについてはA4サイズ入力のものと大抵同じです。そのわりにはいきなり価格が高くなりますので(A4の価格の4〜5倍)A3の原稿を入力する機会が多い等、よほどの理由がないかぎりはA4で十分と思われます。デザイン等の仕事でフィルム原稿の入力が必要な場合は透過原稿入力用のユニットがつけられるものが良いかもしれません。 【縮小光学式と密着センサ式】さらに一般家庭用フラットベットスキャナにはこれまで主流を占めていた縮小光学式というものと最近出てきた密着センサ式というものの2種類があります。それぞれの違いは下図の通りですが、密着センサー式のものは一般的に薄型軽量、縦置きも可能、というコンパクトさを売りにしている物が多いようです。ただ密着センサ式はまだ市場に出てから日も浅く、高スペックのものが出ていない(解像度が低い、透過原稿入力用ユニットがつけられない等、どちらかというと趣味でパソコンをやる人向け)ということもあるので、仕事で使うということになるとちょっと不利かもしれません。
【どこまで仕事用に?】家庭用スキャナで本番の印刷用データを作るというのはかなり制限があるものだと思っておいたほうが良さそうです。特に透過・反射原稿ともにカラー入力は濃度レンジがたりない等の理由で力不足になりがちです。レイアウト用のアタリを取る程度に考え、本番データの入力は業者に任せましょう。雑誌カットなんかのサイズが小さいものであれば出来なくはないですが、きちんと仕上がりの結果が把握でき、Photoshop等の色調補正機能で適正にカラーをコントロールが出来るようになってからの運用をおすすめします。イラストレーション等のアナログのカラー作品も同じで、無理に家のスキャナで入力してデータで渡すよりも、素直に出版社・広告制作会社等にそのまま入稿した方が仕上がりがきれいです。 モノクロの場合はうまく階調を調整すれば雑誌カットなどではそこそこ使えます。特にイラストレーションの輪郭線だけを入力し、後でペイントソフトで色やモノクロのハーフトーンをつける、などという場合はもう殆ど家庭用スキャナでまかなえます。ついでに言えばweb用であればカラー・モノクロ共に何の問題もなく使えますのでご安心を。
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※お詫びと訂正※ 「モニタ補正を行って表示」はAdobeガンマやColorSync等で作成したモニタプロファイル(第4回参照)を基に色を表示するかどうかを選ぶ項目です。これは「RGB設定」の中の項目として扱われていますが、RGBモードの画像にもCMYKモードの画像に 印刷用のデータにするということ(=最終的にはCMYKモードで画像を扱うということ)を考えるとやはりモニタの表示をあまり鵜呑みに出来ない、という点には変わりないのですが、現在のモニタで出来る限りの適正な色表示をした方がいいに越したこ |
| 今回でこの連載は終了。みなさんどうもありがとうございました。 一時期UPが遅れたりしていろいろと御迷惑をおかけましたが、この連載もなんとか終わりにこぎ着けました。連載中はいろいろな反響をいただいたり、私自身も改めて勉強し直す事も多く、新たな発見の多い一年間でした。みなさんどうもありがとうございました。 このページを書いた/描いたひと.....Sue イラストレーター。RGMにも登録しています。ホームページ はこちら。http://www.ne.jp/asahi/sue/illust/ こちらは純粋にイラスト等の作品展示をやってます。 |