Toshie Komori(apos) 某自動車会社の経理業務から外資系の英文経理、財務まで15年余りの経験を踏まえ、現在aposにて経理の仕事に従事。基本的な記録、簿記から資金繰り、銀行とのやり取り等、経営を念頭におきながらの経理業務を信条としています。
第5回


証ひょう書類・補助元簿から試算表へ

総勘定元帳の前に!
前回では実際の仕訳の実務にそってお話をしました。
その仕訳をおこなう時は、基本になるエビデンスが必要となります。
領収証は最も代表的なものですが、会計処理においてはさまざまな書類が伴ってきます。

取引のおいて発生する主な書類や大事な書類
見積書・発注書・契約書・請求書・領収書
社内的な書類
給与台帳・諸経費・交通費明細書・旅費精算書

さて!
ここで,もう一つ大切なことは、補助簿の作成です。
大束の前に小束が必要ということかな。
よくいわれる現金出納帳、“売掛金、買掛金”と言う言葉を耳にすることがあると思いますが、得意先元帳、仕入先元帳の中で、取引の中身を常に管理できるようにすることが補助簿の作成になります。補助簿には具体的なきまりがないのでそれぞれに適したものを作成するのが良いでしょう。

便利な書類を作る
支払明細書・得意先売上一覧表・入金予定表

それぞれの会社の中で必要な書類は、必要に応じてオリジナルのものを都度作ると便利である。
それによって、各部署同士の仕事の流れがスムーズに運ぶことが、仕事の効率化につながってきます。ちょっと面倒だけど口頭だけのやりとりは、あとあと面倒なことにもなるので、できれば文書でのやり取りだ大事です。
こうした証ひょうで伝票処理がおわり、次にそれを小束が終わり大束作業が必要になってきました。

束ねる?
同じグループ毎にまとめる作業が必要になってきます。
勘定科目別に整理をする作業が元帳づくりになるのですが、それが大きな束になって次のステップつながっていきます。
最近はパソコンソフトで簡単なものができているので、あまり経理が分らなくても仕訳さえできれば、なんとか経理処理はできるので、申告もすいすい!
しかし、ソフトを使わず、自身で集計作業をする場合は、元帳が必要になります。これは、誠に単純な作業で、仕訳伝票の左に発生したものは、そのまま元帳においても左側に、右側に発生させたものは右側に転記をし、集計をするだけのことです。
この集計によって試算表の作成が完成。
参考:簡単な試算表を掲載してみます。

経理に不慣れな人はただ目に“ふ〜ん”って感じでいいでしょう。

残高試算表に注目!
たびたび登場している、B/SとP/Lは、試算表から作成されます。

貸借対照表(B/S)

損益計算書(P/L)

会社の実態を把握するにはここまでの作業は必要だと思います。
会社の中に、どのような要素があるか、一番かかる費用はなんだろう。
一目瞭然となるわけです。
キャッシュフローもより正確なものができるものです。
今回は少し理屈っぽくなりましたが、やはり実務で経験をすることが、しいては経営の役にたつことが最終的な目的だと思います。


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