あなたの想い出や思い入れの強い、レコードジャケット、CDジャケットに
エピソードを添えて紹介してください。

Gentle Giant/Gentle Giant
発売:1970年

かとうじゅん(1958年/男/Gデザイナー)

プログレ・ロックに走っていた高校時代。KingCrimsonの「21世紀の精神異常者」のLPジャケットと同様に強いインパクトを受けた英国のプログレバンド、ジェントル・ジャイアントの1stアルバム。音楽は、ジャズとロックを融合したような感じで、高度なテクを披露している。ジャケ買いの成功例としても記憶に残る一枚。


WALTZ FOR DEBBY/BILL EVANS TRIO
発売:不詳。録音は1961年

アルバム・デザイン:Ken Deardoff
K.T(1958年/男/Gデザイナー)

このレコジャケに出合ったのは、中身の音を聞いてから十年位も経った後だった。音との出合いは、まだ学生の頃だ。ある上級生の女性が、ジャズ入門用にと、他の数枚のジャズの名盤と供にカセットテープにダビングしてくれたのだ。一家揃って“ジャズ好き”だという彼女が語るジャズの話を、僕がやけに熱心に聞いていたからなのだが、本当の関心はジャズよりも彼女自身に有ったのは言うまでもない…。そんないい加減さを見透かされたのか彼女にはふられてしまったのだが、皮肉なことに、このテープのおかげで僕はジャズが好きになっていた。中でもこのビル・エヴァンスの「ワルツ.フォー・デビイ」は、テープが伸びるまで繰返し聞いたものだ。ずいぶん後に、CDとなっていたこのアルバムタイトルをショップで見つけた。初めてジャケットを目にした僕は、表紙に映る女性のシルエットに、あの彼女の横顔を重ね合わせずにはいられなかった…。


年下の男の子/キャンディーズ
発売:1975
Takahiro Nagata(1960年/男/エンジニア)

ここに紹介する1枚は発売当時中学生であった私の人生を大きく変えたといっても過言ではない。この曲をきっかけに私はキャンディーズにのめり込む事になる。あれから26年。いまこうして冷静にジャケット写真を見ると気がつくことが有る。3人の配置である。ご承知のようにこれまでスーちゃんを中心として活動していた3人は歌の立ち位置、あるいは写真すべてがスーちゃんを中心としていた。しかしここに紹介する「年下の男の子」をさかいにランちゃんがそのポジションに定位することになるのだが、本れこじゃけから変更当時の葛藤が窺える。本れこじゃけでは3人の配置は奥行き方向に見るとまだスーちゃんは真中にいる。しかし正面方向ではしっかりランちゃんが中心を抑えている。たぶんカメラマンはスーちゃんに気をつかいこれまでの配置で斜めに3人を並ばせた後、スーちゃんには気づかれないようにそっとランちゃんが右に移動したのではないかということが推測される。その後「年下の男の子」の大ヒットによりランちゃん=中央は不動のものとなる。その後同じCBS SONYから発売されているマイルス・デイビス「カインド・オブ・ブルー」が再び私の人生を変えることになったのは単なる偶然と言えるだろうか。
キャンディーズとマイルス・デイビス。う〜ん、恐るべしCBS SONYである。


Now And Then/カーペンターズ
発売:1973
ナオユキ・パブロ(1963年/男/Gデザイナー)

家にあった。おそらく姉貴が買ったのだろう。小学4年の頃、僕のフェイバリットはカーペンターズの「Sing」だった。このジャケットはゴージャスだと思った。アメリカ西海岸の中流の家々。抜ける青空とスポーツカー。ダブルジャケットを存分に使ったレイアウト。何よりも驚いたのはこのジャケットが「イラスト」だったことだ。EW&Fのイラストで知られる長岡秀星である。ちなみにCarpentersのロゴタイプもすばらしい。


Never for Ever/ケイト・ブッシュ
発売:1980
やまさきともひろ(1963年/男/Gデザイナー)

当時、ファンタジックな世界がとても好きで、というかその頃から現実逃避だったのかもしれないが、頭の中で創造する現実離れした世界にひたって楽しんでいた。その頃にケイト・ブッシュの独特の歌声に出会った。レコード店でみつけた彼女のアルバムは、私が創造したイメージにぴったりのジャケットだった。二つ折りの中面を開いてもその世界観がきれいに歌詞とともにレイアウトされている。今あらためて見ても美しいと思う。ただ裏面がどーも・・・。ケイト・ブッシュ本人がコウモリのようなコスチュームで舌だして飛んでる写真なんです。表情が恐い。これがオモテ面だったら買わなかっただろうな。


STILL LIFE/ROLLING STONES
発売:1982
吉井 純(1963年/女/Gデザイナー)

デザインの専門学校に通っていたときにストーンズのライブ映画を観てこのレコードを買いました。ステージングの美術としても使われていたジャケットのイラストは、Kazuhide Yamazakiという人のペインティングで、そっか〜日本人でもストーンズと仕事できるのか〜と、当時グラフィックデザインを学んでいた私はいたく感動し、私もミックから仕事を依頼されるデザイナーになるんだ!!と今日まで信じて仕事を続けています。


Hard Rain/ボブ・ディラン
発売:1976
K.T(1958年/男/Gデザイナー)

この顔、この目つき。モノクロ写真に、片隅に小さく白抜きのタイトル。どこにも愛想というものがない。ディランは「お前にオレが解るのか?後悔するぜ。」とでも言うように、レコード店の棚からこっちをにらんでいた。だが当時20代になったばかりだった僕は、まるで売られた喧嘩を買うような気持で手を伸ばしたのだった。ジャケット同様、サウンドも取っ付きやすいものではなかった。だが、その口当たりの悪さの奥に妙に引き付けられるものを感じて何度も聴き返し、ディランを好きになったのだった。思えば、ブラックコーヒーやビールの苦さをおいしいと感じる様になったのもこの頃か…。


COOL STRUTTIN/SONNY CLARK
発売:1958
原口和弘(1955年/男/Gデザイナー)

高校卒業後、上京して予備校に行ってた時に、ふと立ち寄ったレコードショップで見つけ即購入。私にとってまだ未知数のジャズ系の盤はジャケ買いしかなかった。思ったとおりメチャかっこいい音が狭いアパートを満たしてくれた。シームのあるストッキングの女性とタイトルロゴの組み合わせが絶妙で、ジャケットデザインはこうでなくちゃと教えられた一枚でした。ジャケットはそのままずっと部屋に飾られたのはいうまでもありません。


オペラ座の夜/クイーン
発売:1975
主宰(1963年/男/Gデザイナー)

このアルバムは中学の卒業記念に、父が勤めていた歯医者のおばさんに買ってもらったものです。当時、毎月の小遣いが2000円ぐらいだった私にとっては、レコードの1枚1枚が宝物でした。一緒にレコード屋さんに行って、この1枚に決めた時は、「こんな物でいいの?」とちょっと拍子抜けした様な顔をされたのをよく憶えています。


Hotter Than July/スティービー・ワンダー
発売:1980
ナオユキ・パブロ(1963年/男/Gデザイナー)

この直前に買ったクイーンの「フラッシュゴードン」。いそいそと帰って、針を落としたら....、つまらなさに愕然とし、レコード店で無理言ってこれに交換してもらったのだ。なんと言って交換を成したかもはや覚えていないが、裏腹に完成度の高さに敬服した。ジャケットデザインとしてはちょっといいかげんな気がするが、イラストが暑そうで赤いサングラスがカッコイイと思った。眼鏡ならナス型レンズのレイバンだなと勝手に思い込んでいた僕は、そのころ金ぶちのレイバンをしていた...。


ジャケットは72dpi、左右150pixelでメールに添付してください。
お待ちしてま〜す!

 




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